まるでトイレの悪魔に取り憑かれていた小1長女の苦悩

かつて長女は、

トイレに行くとなかなか出られず、出ようとしてもまた戻り、トイレに籠ってしまう問題に陥り、

まるでトイレの悪魔に取り憑かれていかのような時期が約3ヶ月間あった。

強迫性障害か…二次障害なのか…

不安からくるものなんだと思うけど、何でなんだかわからず苦悩の日々だった。

トイレに入るとなかなか出られない。

ビデを使わないと絶対に出られない。

一度終えたかと思うと、また戻る。

手洗器の水でお股とお尻をびしょびしょに濡らしてそのままパンツを履いて急いで出る。

長女も本当は早く出たいのに出られないトイレ問題…

1番苦しいのは長女なのに、どうしてもイライラしてしまう自分がいた…

泌尿器科に行きたくても行けず、初めてLINEドクターを受診して相談してみた。炎症など起きている?痒み?保湿スプレーを処方してもらい試した。

これで良くなるかな、と少し期待したけど改善はせず。

特に、お風呂上がりは儀式のようで、「トイレ行かなきゃ、、」と言って本当は行きたくないのに行く…(本人も行ったら出られないのが嫌だったから)

仕舞いには、トイレだけでなく、湯船から出ることも相当な時間がかかるようになっていった。

お湯に浸かっているとムズムズ感がないのか、安心するのか、なかなか出られず、出る時には意を決して頭まで潜ってから素早く出るスタイルになっていった。

脱衣所でうずくまり、泣き叫ぶ娘。

気持ち悪いと言って、また湯船に戻ってしまう。何回も何回も。。

私は、娘に力説した。「おしっこタンクがまだ満タンになってないから、今行っても出ないよ。でないと思ったら出ておいで。」

それでも、変わることはなかった。

ネットで調べても全然出て来ない事例…

その時は薬を飲ませることは考えてもいなかったし

どうしてなのか、どうすればいいのか分からず苦悩の日々だった。

夜のお風呂以降のトイレは、最大3時間こもってトイレで寝落ち。

寝室に移動させても、目覚めてトイレー!と叫び

トイレに戻る…

もう、毎日がしんどくて辛かった。

そんな日々が早く終わってほしかった。

諦めかけた時もあった。

でも、諦めないでこれて本当に良かった。

このトイレ問題を長女が乗り越えた日がきたことで

本当に救われた。

それは、春休み中の出来事だった。

祖父と2人で児童館に遊びにいった時に入ったトイレで普通に出て来れた事がきっかけだった。(児童館にビデはない)

「濡らさなくても、出て来れたよ!普通にできた!」

その日以降、徐々にトイレの悪魔から解放されていった。

着替えて外出もできるようになった。

やったことは、とてもシンプルなこと。

・トイレに関して触れない。

・本人のタイミングを待つ。

・娘の味方だよ。と伝える。

・楽しい方へ誘導する、気を逸せる。

・肯定する。否定しない。

・小さなできたこと、やっていることを褒める

小1でまだ言語化もできない、自分自身がモヤモヤして苦しかったと思う。

自分でもどうしようもできないものとの葛藤。

本当によく頑張ったんだと思う。

色々と大変なこと、悩ましいことあるけど、、

朝起きて、夜寝る。

このシンプルなことがフツーにできる有り難さ。

当たり前って当たり前じゃないんだよね。

今、一日一日がフツーに過ごせる幸せを感じています。

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